品質

東京精密グループの製品は「生産設備の一部」であるという性質上、優れた『品質』とは「安定した信頼できる製品の品質」と「迅速で細やかなサポート品質」を提供することだと考えています。当社グループのお客さまの社会的地位と利益を守る責任を果たすため、品質・サービスの改善・向上の取り組みを推進しています。

品質方針

当社は、品質担当役員が定めた品質方針に従い、両工場で設定した品質目標に則った品質管理を実施し、製品とサポート品質の向上に取り組んでいます。

基本理念

WIN-WIN の仕事で世界No.1 の商品を創ろう

品質方針

1.

製品及び生産において法令・規制要求事項を遵守するとともに顧客要求事項を満足することを第一義として社会に貢献する。

2.

毎年度はじめに、カンパニーごとに、前年度の品質目標(重点目標)の見直しを行い、新年度の品質目標を設定して製品品質の向上に取り組む。

3.

品質マネジメントシステムのパフォーマンスの向上及び有効性に対する継続的改善を実施する。

4.

ユーザーとのパートナーシップの確立による、よりUSER FRIENDLYな商品開発をおこなう。

5.

トータルな品質管理(TQC)による品質向上を目指す。

6.

協力会社とのパートナーシップによる品質向上を目指す。

7.

ビジネス、技術及びサービスの顧客サポート体制を拡充する。

8.

製品実現プロセスの各工程において安全、品質、信頼性のつくり込みを行い、安定供給に取り組む。 

9.

品質マネジメントシステムの適用範囲は半導体社、計測社の活動、製品、サービスを対象とする。

10.

この「品質方針」は社内外に開示する。

目標・実績

顧客満足度調査

目標

2025年度までに満足評価の割合を94.8%以上とする

実績

2022年度満足評価の割合 93.3%

品質管理体制

品質管理委員会

品質管理委員会は、品質担当役員(1名)、事業担当役員(2名)、品質管理責任者(2名)とサステナビリティ推進室員(3名)の計8名で構成されています。年2回開催される品質管理委員会では、品質マネジメントシステムのパフォーマンスおよび有効性・妥当性の審査を実施しています。取締役会には品質担当役員から報告し、指示・監督を受けています。2022年度では、是正を要する処置はありませんでした。
当社では、1994年に八王子・土浦工場一括でISO9001*認証を取得して以来、東京精密品質管理システム(QMS)を構築し、品質方針・品質目標に基づいたPDCAサイクルでの品質改善活動を推進しています。

* ISO9001

製品やサービスの品質保証を通じて、組織の顧客や市場のニーズに応えるという目標を達成するための管理制度や仕組みに関する国際規格。ISO9001:2015への移行に伴い、2017年6月に認証を得ました

品質管理体制

品質管理体制

安定で信頼できる製品の品質・迅速で細やかなサポート品質の提供

安定で信頼できる製品の品質・迅速で細やかなサポート品質の提供

教育・研修

当社では、ISO認証への理解を深め、また品質に対する従業員の認識を高めるため、従業員に対しe-learning研修を実施しています。

品質内部監査

当社では、年2回、内部監査チームによる品質内部監査を実施しています。監査員資格認定を受けた監査員は、八王子・土浦両工場の品質管理責任者の指示のもと、品質マニュアル*に従って監査を行い、品質管理責任者が監査結果と品質マネジメントシステムの有効性を品質管理委員会へ報告しています。
2022年度品質内部監査では、是正処置を必要とする指摘はありませんでした。

*品質マニュアル

東京精密の各種製品・サービスをISO9001の規格要求事項に従って管理するための手順を定めたもの

サプライヤ品質監査

当社製品に必要な多くの部材・部品の供給をいただくサプライヤさまには、当社のISO9001に準拠したチェックリストでの品質監査に協力いただいています。2022年度サプライヤ品質監査は11社(延べ208社)に実施し、当社の品質管理基準・品質要求事項で不適合となったサプライヤさまには、フォロー監査を実施しました。

顧客満足度調査

お客さまのご意見を製品やサービスの改善・改良に生かすため、お客さまへのアンケート調査を実施し、顧客満足度を把握するとともに、その向上に努めています。2022年度満足度調査での満足評価の割合は93.3%となり、改善が必要だと思われる項目の要因分析と対策を実施しています。

2022年度顧客満足度アンケート結果

2022年度顧客満足度アンケート結果
2022年度顧客満足度アンケート結果



各課題への取り組み