マテリアリティ

東京精密グループは、2022年度から2024年度の中期経営計画に合わせ、事業活動のバリューチェーンの状況と環境、社会への影響など配慮すべき課題を整理し、以下のようにマテリアリティを見直しました。具体的な取り組みや目標を示し、従業員一人ひとりの取り組むべき課題を明確化し、その業務の価値を理解しやすくすることでモチベーションの向上につなげるとともに、今後も必要に応じて適宜見直していきます。

事業環境の変化
 
気候変動                                                       
 
デジタル社会の実現と多様なニーズ・規制
 
高効率・最適な社会環境・インフラ整備
 
サステナブルな社会意識
 
東京精密の現在~将来の事業トレンド


● 半導体社

 
Society5.0の実現に向けた高機能デバイス台頭
 
半導体・電子部品の数量増加
 
脱炭素化に向けたパワー半導体(SiC/GaN)の革新
 
微細化(2D)の限界に伴う三次元(3D)実装(アドバンストパッケージ)拡大


● 計測社

 
カーボンニュートラルに向けた電動車・電動化技術の市場拡大
 
製品品質の要求度の高まり(工程内で品質を作り込む・不良品を後工程に流さない)
 
拡大する成長分野での新たな計測技術のニーズ(半導体、航空機、医療分野など)
マテリアリティ
E 環境 環境問題を解決する製品・事業活動
提供した製品・サービスによる環境貢献
S 社会 社会課題を解決する高付加価値製品
サプライチェーンの構築
多様な人々が活躍でき、心身ともに健康で働きがいのある職場づくり
人権の尊重
G ガバナンス 企業活動を支える経営基盤
コンプライアンス
リスクマネジメントの強化

サステナビリティテーマと優先的な取り組み

当社グループにとっての重要課題(マテリアリティ)を具体的な活動に落とし込むためにサステナビリティテーマと優先的な取り組みを設定し、サステナビリティ委員会および各重要課題対応チーム・分科会において、その枠組みに基づいた活動計画を策定・実行しています。

  サステナビリティテーマ 優先的な取り組み 活動計画と実績
E 環境

• 地球温暖化防止
• 省資源活動
• 循環型社会の形成

• CO2排出量削減
• 電力・水・紙使用量削減
• 廃棄物の再資源化
• 環境配慮型製品
• 化学物質管理

S 社会 • 人権の尊重 • 人権侵害の防止
• 製品責任

• 品質管理
• 部品の安定供給

• 調達リスクの軽減 • サプライチェーンの強化

• 労働環境
• 安全健康
• ダイバーシティ
• 人財育成

• 労働基準
• 健康と安全
• 多様性の向上
• 研修制度

G ガバナンス

• 事業の持続的成長
• 競争力向上
• 公正、透明、迅速な企業活動
• 贈収賄・腐敗防止

• 内部統制
• 監査機能
• 企業倫理・法令遵守
• 情報開示
• 内部通報制度
• コンプライアンス教育

• 災害などへの危機管理 • 事業継続計画

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティの特定プロセス



各課題への取り組み