経営方針について教えてください。

当社が発展し続けるために最も重要なことは、強い製品開発体制と適正な製品開発基準を持つことです。そこで以下に掲げる、「製品開発の原則」を当社の経営の大原則とし、これに沿って技術開発を継続的に行っています。

製品開発の原則
  1. 世界No.1の製品を創る
    マーケットシェアNo.1の商品は
    (1) 好況時の利益の極大化がはかれる
    (2) 不況時の損失の極小化がはかれる
  2. 研究開発投資は自己資金で
  3. 開発は技術参入障壁が高く、マーケットが大きくニーズも高い分野を狙う
  4. 相応しいパートナーを見つけ、開発コストをシェアするとともに開発の成果を共有する

この原則を守り、成長していくために、コーポレートブランドやモットーを制定し、世界No.1の商品開発体制の構築に努めております。

東京精密のモットーを教えてください。

私達のMOTTO(行動指針)は、「WIN-WINの仕事で世界No.1の商品を創ろう(WIN-WIN RELATIONSHIPS CREATE THE WORLD'S NO.1 PRODUCTS)」です。このモットーのもとで、私達は、国や企業の持つ異文化を融合したグローバル且つハイブリッドな東京精密の文化風土を醸成し、世界No.1の商品開発体制を構築しています。

ACCRETECHというコーポレートブランドとシンボルマークの意味を教えてください。

シンボルマーク

東京精密のコーポレートブランドACCRETECH(アクレーテク)は、Grow Togetherという意味のACCRETEとTECHNOLOGYの合成語で、「世界中の優れた技術・知恵・情報を融合して世界No.1の商品を創り出し、皆様と共に大きく成長していく」という当社の企業理念を一語で表したものです。

また、シンボルマークは東京精密のモットーを象徴させたものです。高速回転する金色の物体は、世界中から集めたリソース(人、物、金、情報)を表しており、この力を凝縮し、明確なターゲットをもって、最先端の強力な製品を次々と市場に投入していくさまが、物体中央から噴出している高速ジェット流で表現されています。

グループリーダー制・カンパニー制について教えてください。

当社は、開発体制として、1988年より技術開発グループを製品群別に分け、技術者を各グループのヘッドとするグループリーダー制を採用しています。グループリーダーは、製品開発のみならず、担当する製品群の業績全般についての責任をもち、事業計画作成、設備投資および人材の採用など大きな権限を与えられています。 2002年4月、当社の執行役員制導入に伴い、グループリーダーは、執行役員に選任されました。これにより、グループリーダー制が備えている、開発計画などのスピーディーな意思決定や市場動向への迅速・柔軟な対応という長所が一層強化されました。

また、2002年4月に当社は、社内カンパニー制を導入しました。社内を半導体社、計測社、業務会社の3つのカンパニーに分け、すべてのオペレーションはこの3社で行なっており、本社を廃止いたしました。

半導体社と計測社は、完結した組織として、それぞれのお客様に一層機動的かつ迅速に対応できるようになり、業務会社は間接部門の合理化を推進しています。

お客さまの満足度向上に対する取り組みについて教えてください。

お客様からの満足度評価の結果である10BEST賞をプローバとダイサで受賞しています。10BEST賞とは、半導体製造装置市場の予測で著名な米国の VLSIリサーチ社が毎年実施している顧客満足度調査で、全世界の装置ユーザーのアンケート結果を集計し、顧客満足度の高い企業が10BEST企業として表彰を受けます。