業界団体とのかかわり

東京精密は自社の事業だけでなく、培ってきたノウハウや情報を各種関連団体へ活かすことで更なる業界の繁栄につなげています。

SEAJ(日本半導体製造装置協会)

SEAJは、半導体製造装置産業並びに関連産業の健全な発展を図るため、統計調査、及び業界の課題や新技術に関する調査、各種セミナー、講演会の開催、標準化の推進など、幅広い活動をおこなっている団体です。当社からも複数の従業員が参加し、半導体製造装置産業の発展に協力しています。

ISO技術委員会

国際貿易を円滑に行う上で同じ規準やルールで製品を扱う為、ISO(International Organization for Standardization)が組織され、現在は2万件を超える国際規格が制定されています。この組織の本部はスイスのジュネーブにあり、あらゆるジャンルの製品の規格を定める為、ジャンルごとに技術委員会(Technical Committee: TC)が組織され、その数は300余りに渡ります。

その中で当社に関連するのは「製品の幾何特性仕様」に関する規格を審議、制定するTC213で、ここでは長さの基準や図面寸法の記述方法、その為の測定機器の仕様基準、検査方法等のルールをいくつかのワーキンググループ(WG)に分かれて審議されます。

日本の代表委員として当社の2名が任命を受けていて、現在は三次元座標測定機の規格、真円度測定機の規格、粗さ測定機/フィルタの規格、測定不確かさの規格の、それぞれのWGに参加しています。

TC213の定期会議は国の持ち回りで会場を変えながら、年2回開催され、コロナ禍での下、オンライン形式で懸案になっている新しい規格の審議の他、制定済みの規格に対する改正審議を行っています。中でも真円度測定機の規格審議においては国際会議のプロジェクトリーダとしてその審議を主導し、日本提案の国際規格化を推進しています。

精密工学会

 精密工学会は工業界の発展や生産技術の向上に大きく貢献している学会で、学術講演会、講習会、シンポジウムや工場見学会、学会誌発行を行っています。東京精密は知的ナノ計測専門委員会*1と現物融合型エンジニアリング専門委員会*2に参加しており、知的ナノ計測専門委員会においては会計監事を務めています。2021年度は学会活動の一環で関連する国際学会のシンポジウムにもセッションのCo-Chairとして参加し、国際交流、産学連携にも努めております。

*1知的ナノ計測専門委員会:知的なデータ処理やトレーサビリティおよび標準化を含めた技術開発に関する専門委員会

*2現物融合型エンジニアリング専門委員会:3次元形状スキャニング技術(産業用X線CTや3次元サーフェススキャナー)の現物情報をデジタル化し、その情報をデジタルエンジニアリングシステム(CAD, CAM, CAE)で活用することによる新しい設計・生産手法に関する専門委員会

日本精密測定機器工業会

日本精密測定機器工業会は、測定をはじめとする計測全般に関する総合展示会の開催、技術及び品質の向上に資する標準化の推進、他団体との連携による講習会の開催などを通じ、日本の精密測定機器産業の振興に大きく貢献している団体です。当社からは各種部会、委員会、展示会運営等に積極的に参加し、精密測定機器産業の発展に大きく貢献しています。

2020年度より当社吉田社長が当工業会会長としてその職務に当たっております。隔年開催となるJIMTOF2020は新型コロナウィルスの影響でオンラインでの開催となりましたが当社としても参加し、この分野の産業発展に貢献します。

 2021年度は測定計測展2021が開催予定で同工業会主催セミナーの企画にあたっています。また、CMM*3部会ではJISガイドブックの編集作業も推進しています。

*3CMM:三次元測定機(Coordinate Measuring Machine、略称CMM)は、立体を三次元的に計測できる測定機