エコファクトリー

東京精密は、精密部品の加工から自社で行っている機械メーカーです。消費するエネルギーの99%以上が生産工場の電力であり、切削及び加工に使う水の消費も少なくありません。水を使って半導体を加工する製品の生産量が増え、完成品の検査や調整、テスト加工等に使用する水の量も増えているため、電力と水の使用量を削減する努力を続けています。
また、装置の機械部品点数が多く、部品加工や組立てに使われる紙の図面が多いため、資源消費削減の取り組みとして、電子データで加工・組立てを行う等、紙使用量の削減に取り組んでいます。その他、金属加工くずや加工廃液等について、できる限り リサイクルするように努めています。
短期目標として、2025年度末までに工場で使用する電力から発生するCO2排出量を、2018年度比35%の削減を目指し、活動を進めていきます。2021年度のCO2削減見込みは30%を見込んでいます。

地球温暖化防止の推進(脱炭素化社会に向けて)

電力・CO2
東京精密が排出する温室効果ガスは、 八王子と土浦の工場運営に使用される購買電力換算分のCO2がほとんどです。地球温暖化防止対策として、省電力に重点を置いて取り組んでいます。照明のLED化、人感センサーの設置、太陽光パネルの設置、空調機器やコンプレッサー設備等の高効率省エネタイプへの更新等を計画的に実施しています。
 CO2削減を効果的に実現するため、2020年度には再エネ電力及び低炭素電力を採用し、CO2排出量削減の効果を確認しました。脱炭素社会に近づくために、できる取り組みを進め、低炭素化を進めていきます。
●東京精密におけるCO2排出量

 
前5か年計画期間 新5か年計画期間
2016年度
実績
2017年度
実績
2018年度
実績
2019年度
実績
2020年度
実績
2021年度
実績
排出量(t-CO2) 12,176 12,311 12,312 11,976 9,524 8,240
電力使用量(kwh) 24,197 25,163 25,765 25,448 28,843 29,500
CO2排出量換算(t-CO2/百万円) 0.204 0.181 0.160 0.191 0.129 -



 
その他ガス
東京精密では、半導体製造装置で使用するHFC*4ガスを使用した冷凍機も製作しています。冷媒ガスは適切に管理しており、外部に排出するガスはほとんどありません。また温暖化係数が低いガス冷媒への切り替えも進めています。
 化学物質も使用しており、環境汚染物質となることから関連法規に基づく適正な管理を行っています。漏洩事故などの緊急時の対応として「緊急事態想定訓練」を実施し、環境汚染に努めています。
 ●大気への排出ガス(単位:t-CO2
その他ガス 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
CH4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
N2O 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
HFC 2.6 0.0 9.4 2.0 11.0
PFC 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
SF6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

省資源の推進

水を使用する半導体製造装置の生産量は増加しており、水(純水)を大量に使用し、排水量も多くなっています。東京精密では以前より排水された一部の水を回収、ろ過し、純水の原水として再利用しています。

半導体製造装置を製作する八王子工場エリアや精密測定機器を製作する土浦工場エリアでは、WRI(世界資源研究所)のAqueductによる水ストレスはLow-Mediumクラスです。水使用量の削減策として、純水製造過程で排出される排水を再利用する検討で設備導入を図っています。

 ●水使用量生産高原単位削減計画と進捗
設定年 2020年 2020年度
実績 
開始年度 2020年度- 2024年度

基準排出量
削減目標
2024年度までに2019年度比 5%削減
2.74(m3/百万円)
2.60(m3/百万円)

2.29(m3/百万円)
(16%削減)

●水使用量

 
前5か年計画期間 新5か年
計画期間
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
水使用量(m3) 142,629 149,544 157,375 171,706  169,873
水使用量
生産高原単位
(m3/百万円)
2.29 2.20 2.05 2.74  2.29




紙は木材・水など多くの資源を使うため、紙の使用量削減は地球環境保全に貢献すると考え、社内の各工程が、電子データで作業できる環境整備を進め、少しずつ取り組みを進めています。削減努力を今後も続けていきます。

 ●紙購入量生産高原単位削減計画と進捗
設定年 2020年 2020年度
実績 
開始年度 2020年度- 2024年度

基準排出量
削減目標
2024年度までに2019年度比 5%削減
0.443(kg/百万円)
0.421(kg/百万円)

0.386(kg/百万円)
(13%削減)
 ●紙購入量

 
前5か年計画期間 新5か年
計画期間
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
紙購入量(kg) 29,827 31,159 30,800 27,766 28,622
紙購入量
生産高原単位
(kg/百万円)
0.501 0.458 0.401 0.444 0.386

廃棄物リサイクル

梱包用ダンボールを通い箱に置き換えるなど、廃棄物の減量に取り組んでいます。八王子工場からの廃棄物はサーマルリサイクルも含め、全てリサイクル利用となっています。

 ●廃棄物リサイクル計画と進捗
設定年 2020年 2020年度
実績 
開始年度 2020年度- 2024年度
目標 2024年度までリサイクル率 95%以上 98.5%
(95%以上)
 ●廃棄物リサイクル量・率

 
前5か年計画期間 新5か年
計画期間
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
廃棄物リサイクル量(t) 1,157 831 1,010 905 872
リサイクル率(%) 96.3 98.3 99.1 98.6 98.5