製品品質の維持・向上

1994年1月に八王子・土浦工場一括でISO9001認証を取得して以来、両工場統合の品質マネジメントシステム(東京精密QMS)を構築・運用を行っています。ISO9001:2015への移行に伴い、2017年6月には認証を得ました。

両工場の品質管理責任者のもと、必要なP-D-C-Aの活動を実施し、東京精密QMSを継続的に改善し、お客様にご満足して頂ける製品やサービスを提供しています。

pdca

QMSシステムプログラムによる品質改善活動

品質マネジネントシステムのパフォーマンス向上と継続的改善のため、品質管理項目(品質管理システムプログラム達成率,納期遵守率,不適合品発生率,仕損率,クレーム発生率等)の実績データをQC*5会議で評価し、改善対策を策定・実施しています。

継続的改善が必要な重点目標や活動は、次年度の品質目標のインプットとし、部門・グループ毎に品質目標実施計画書と品質管理システムプログラムを作成、品質目標の実施計画を立てています。

また、品質管理システムプログラムは3ヶ月毎に開催する品質部会で実績を確認し、進捗に対する評価と改善策を検討しています。昨年度はトータル75項目の目標項目に対して、53項目の目標について100%達成し、71%の目標達成率となりました。未達成項目については、達成できなかった要因を明確にして改善策をフィードバックしています。

*5QC:Quality Control

変更管理の強化

当社では、設計変更や製造プロセスの変更による品質への影響を未然に抑えるために、設計・製造・サービスの変更管理を行い、継続的な品質維持を図っています。2017年に当社の上位標準文書で変更管理規定を制定し、それぞれの関連部署の下位標準文書に落とし込んで以来、この管理基準に従い変更管理をリスクアセスメントすることで、変更に伴う不具合発生リスクを低減しています。

現在は変更管理の実績データを蓄積することで、類似の変更に関するデータベースとして活用し、よりスピーディーに効率よく変更管理の運用ができるよう環境を整備しているところです。

また、2018年からは変更管理によるクレーム削減について、変更管理の有効性指標をKPI*6として設定し、目標値を0.5%以下としました。

変更管理有効率[%]= クレーム発生件数 / 変更管理実施件数×100%

2020年度の変更管理有効率の結果は0.38%となり、目標値をクリアしました。

*6KPI:Key Performance Indicators

サプライヤ品質改善活動

当社製品の安定で信頼できる品質実現のためには、調達部品の品質確保は必要不可欠です。私達はサプライヤの皆様を大切なパートナーとして、社会的な責任をサプライチェーン全体で果たしていきます。

サプライヤ様には「協力会社に期待する品質システム及び環境システム」を配布し、調達品品質の維持・向上を図っています。調達品の品質不良は、「不良品通知」で管理し、真因追求と再発防止を当社とサプライヤ様とで協力し合って対策しています。また、不良発生の程度により監査を実施し、協力し合って品質の向上を進めています。

2020年度はコロナ禍の影響で品質監査を実施することができませんでした。そこで、納入実績や品質状況からサプライヤ16社を選定し、発生した不具合の原因分析と再発防止策をまとめ、サプライヤへ品質指導を実施し品質改善を行いました。

2021年度は品質監査を再開する方向で計画しています。

顧客満足度追及の取り組み

東京精密では、当社製品をご利用頂いているお客様へのアンケート調査を実施し、お客様のご意見を製品やサービスの改善・改良に活かすため、顧客満足度を把握するとともに、顧客満足度の向上に努めています。

顧客満足度調査に基づく改善活動(半導体社の取り組み)

毎年弊社の製品について顧客満足度アンケート調査を行って、調査結果の集計と分析を実施しています。

2019年度のアンケート結果と比較して、改善された項目を多数確認しました。今年度のアンケート集計結果から、半導体製造装置のプローバと切削工具のブレードのグラフを例として掲載します。

2020年度アンケート結果(装置:プローバ)
2020年度アンケート結果(装置:プローバ)
2020年度アンケート結果(切断工具:ブレード)
2020年度アンケート結果(切断工具:ブレード)

アンケート調査は、お客様への訪問に加え、2018年度から導入したwebシステムの浸透もあり、2020年度の回答数は、前年度に対して110%となりました。

今後もお客様のご意見を反映して、顧客満足度向上に努めていきます。

顧客満足度調査に基づく改善活動(計測社の取り組み)

アンケート

計測製品ご導入1年後のお客様を対象に顧客満足度アンケート調査を行い、調査結果の集計と分析を実施しています。

顧客満足度評価点は3.7を目標としており、2020年度の顧客満足度評価点は3.97で目標を達成できています。

更なる向上を目指し、顧客満足度アンケートに記載いただいたご意見を基に、お客様個々の対応を行っています。

アンケート分析

また、2019年7月から、従来の顧客満足度アンケートに加えてNPS®(Net Promoter Score)アンケートを開始しました。
NPS®アンケート結果の分析を行い、顧客ロイヤリティの向上を図っています。