労働安全衛生

労働安全衛生の基本的な考え方

 東京精密では、「従業員の心身の健康と安全」を第一に掲げ、安全・衛生・防災活動を推進しています。また、2016年度から全社員のストレスチェックと職場傾向の集団分析を開始し、心身ともに健康で安全ないきいきと働ける職場作りを推進しています。

作業安全の推進

事故率低減(KYT活動)

 製造業の一般機械全般で多い災害事故は「挟まれる、切る、動作の反動や無理な動作」によるものです。  東京精密では事故率低減のため、徹底した再発防止策を全員で考え、実行しています。  また予防策としてKYT活動を展開し、事故率低減を図っています。(2017年度より、通算213活動実施)

安全衛生の推進

安全衛生委員会活動

 各工場長を安全衛生統括責任者とする安全衛生委員会を組織し、環境・機械・作業等に関わる労働安全や、感染・食中毒・メンタルヘルス・化学薬品等に関わる労働衛生、自衛消防や防災・減災行動、交通安全や救急救命等に対して取締役会で承認を受けた年間計画に基づいて活動を行っています。また、年2回の内部監査を行い、その結果を監査室に提出して取締役会に報告するとともに、同委員会を監査室の監査対象としています。

労働安全の取り組み

高圧ガス保安講習(八王子工場)

 職場巡視による作業環境リスクへのアセスメントと対策、新規機械導入時や作業手順の変更時におけるリスクアセスメント等に加え、機械運転、重機作業、電気配線作業等の教育、訓練を随時実施して危険回避に努めています。
 また、社内教育のほかに、業務に関する労働安全講習等を社外の教育機関で受講するなどを積極的に行っています。

労働衛生の取り組み

衛生巡視と5Sパトロール

 毎週の衛生管理者による巡視と定期的に実施される5Sパトロールで職場の整理整頓を推進しており、2017年度から、採点制として高得点職場を表彰する取組みを始めました。
 12部署が表彰されており、各部署の5Sに対する取組が一層強くなってきています。
 また、保健所等の監査とは別に、従業員目線で社員食堂の厨房を巡視するなど、職場衛生の改善に努めています。

薬品・化学物質の取り扱い

 管理・使用部署に定期点検および定期数量確認を義務付けるとともに、ISO14001の内部監査員資格者による定期内部監査に加え、安全衛生委員会組織下の規制物質管理部会が薬品の管理保管状況のパトロールを行っています。2018年度は同パトロールをフォロー巡視を含めて8回行いました。
 2018年度は新規採用及び既存使用の見直しによる化学物質リスクアセスメントを、両工場合わせて147件(通算180件)行いました。また、規制物質の取扱いをより厳格な基準に移行する取り組みも順調に進捗しており、2018年度は3件(通算62件)の取扱い基準の制定で、現状使用されている全化学物質を網羅することができました。今後は新規で採用する化学物質に対応していきます。

自衛消防と防災・減災の取り組み

 各工場では自衛消防隊を組織して定期訓練を行い、毎年1度の火災や地震を想定した避難訓練を実施しています。また、年間計画に沿って、消防隊の中の組織である消火隊は有事の際(停電)でも的確な消火活動及びコミュニケーションが取れるようデジタル簡易無線機を準備しています。訓練も月に1~2度実施しています。その他に漏洩事故を想定した対処訓練を行って災害対応力を強化しています。
 八王子工場の自衛消防隊は「2019年度八王子市自衛消防訓練審査会」で優勝し表彰されました。

八王子工場全部署避難訓練
八王子工場自衛消防隊の優勝カップと賞状

 土浦工場では毎年全国安全週間期間中の7月上旬に、フォークリフト・玉掛け安全講習会とケミカル洗浄剤飛散防止訓練を実施しています。安全講習会は有資格者が講師となり、フォークリフト、吊りベルト等の作業機器を使用し46名が作業安全を学びました。ケミカル洗浄剤飛散防止訓練は、洗浄剤を取り扱う工場・技術部門から従業員が87名参加し、回収キットを使った「モップ拭き取り・廃棄方法」を新人社員を含む関係者全員がOJTにより習得しました。

土浦工場のケミカル洗浄剤飛散防止訓練

 緊急事態想定訓練として毎年避難訓練を全部署対象に実施しています。2018年度は地震発生を想定しBCP発動の初動対応を意識した訓練を実施しました。徒歩帰宅を前提に、避難訓練後に帰宅方面別に集合する初の試みを行い、様々な気づきがありました。反省会を実施し継続的改善とし、次回の訓練に活かしてまいります。

交通安全と救急救命の取り組み

 各工場では社有車利用者(運転許可者含む)と自家用車通勤者(バイク含む)に対して、交通安全講習会の受講を義務付けています。また、毎年救命救急実習の経験者を増やし緊急時の対応に対する備えを強化しています。

>2019年実施事項
*八王子工場: 八王子警察署による交通安全講習(177名受講)
上級救急救命講習 1名
*土浦工場: 土浦警察署による交通安全講習(310名受講)
普通救命講習会受講 1名

土浦工場の交通安全講習会
岡田副工場長が受賞
  • 土浦工場無災害記録更新
     土浦工場は【健康】、【安全】は全てに対して最優先のスローガンの下、従業員が安心して働ける職場を工場一丸となって長年にわたり作ってきました。2018年12月31年で連続29年間の休業災害ゼロによる無災害記録を樹立し現在も継続中です。
     土浦市の神立地区工業協議会2019年度定期総会の安全衛生部会の報告で2018年度の無災害(休業災害なし)事業所の表彰を受けました。今後もより一層、安全作業に努めていきます。
  • 土浦工場 献血協力
     土浦工場は長年にわたり、茨城県赤十字血液センターの献血に協力しています。2018年度は5月と2月に実施し約40名が「400 ㎖ 献血」に協力しました。

社外作業の安全確保

 半導体製造装置は、スーパークリーンルームと言われるごみの無い空間で、特殊なクリーンウェアを着用します。また、前工程装置で運用される、特殊ガスや薬液類も多く、最新の自動搬送ロボットで自動化された365日24時間稼働する最先端工場で運用されます。
 この特殊な環境内での、設置、立上げ、修理作業には様々な危険要素が存在し、作業者の安全確保は当社の最優先事項となっています。
 現場サポートを実施するCE部門では、現場作業者の安全対策の取組みとして、SEAJ装置安全教育専門委員会へ参画、2002年から開始した「SEAJ推奨安全教育」を積極的に実施、2018年までの受講者実績は、サービスエンジニア、技術部員、物流関係者など、顧客現場作業者を対象に、約370名に及びます。
「SEAJ推奨安全教育」は、SEMI S19-1102に準拠した、国内外の半導体工場に対応した内容で、日本語、英語、中国語、韓国語の教材が有り、日本と中国に専任のトレーナーが在籍、海外のサービス拠点へも積極的に教育活動を進めています。
 また、日々のKYT活動や、作業前のKYM実施等、CE部標準として、「安全作業要領書」「顧客先行動基準」「装置搬入作業安全マニュアル」を作成、作業者全員へ基本教育として実施すると共に、現場責任者に対しては、「現場責任者教育」を実施し、現場責任者へ作業者の安全第一、安全管理の徹底を実施しています。

心身ともに健康な職場づくり

 従業員の心身の不調は従業員本人やご家族だけではなく、職場や会社にとっても大きな痛手となり損失となります。健康への支援として、定期的な産業医面談の機会に加え、突発的な事情にも対応できる体制を整え、従業員をサポートしています。また、毎年実施するストレスチェックより得られる結果は、組織的な健康管理の観点からも重要な情報と位置付けており、実施に際しては従業員が受検し易い環境を整えることで、厚生労働省より公開されている受検状況※よりも高い受検率(2019年度96%)となっています。そして、チェック結果をもとに組織的な分析を行い職場のストレスを軽減する衛生活動に結び付けています。
 新たに『心の健康づくり計画』と『職場復帰プログラム』を策定中であり、心身ともに健康を増進する施策を図っていきます。

厚生労働省労働衛生課調べ(平成29年7月)では、78%

健康企業宣言

 東京精密は2019年10月1日に内外に向けて『健康企業宣言』を行ないました。