サプライヤとのかかわり

全てのサプライヤの皆様とWIN-WINの関係を深められるよう、社会的責任を重視したサプライチェーンを構築し、ともに持続可能な成長を目指します。

調達にあたっての基本的な考え方

東京精密は、お客様に高機能で高品質な製品を提供するにあたり不可欠となる、材料や部品・サービスを提供いただく全てのサプライヤの皆様を大事なパートナーと考えています。そのサプライヤ様との“WIN-WIN”の関係の構築には、品質はもとより、環境や労働・安全衛生、倫理面を含めた社会的な責任をサプライチェーン全体で果たしていくことが不可欠です。
それぞれのサプライヤ様が国際社会のニーズに応える責任ある企業として自律し、また東京精密がともに協働していくことで、サプライチェーン全体をバリューチェーンとして強固なものとし、付加価値の高いものづくりを進めていきます。

調達にあたっての協力依頼事項

調達にあたっては、サプライヤの皆様に、さまざまな協力要請をしています。

紛争鉱物

東京精密グループでは、紛争鉱物※を使用した原材料及びこれらを含有する部材・部品などを全て排除していく方針です。そのため、サプライヤの皆様へは、紛争鉱物に係るサプライチェーン上のリスクについての実態調査等へご協力をお願いしています。
ブレード製品の原料については、既に精錬所の特定まで完了しており、今後は装置の部材についても順次調査を進めていきます。

紛争鉱物:コンボ民主共和国及び周辺地域で採掘される特定の鉱物及びその派生物。その採掘が児童労働や強制労働などの人権侵害、紛争の資金源になると指摘されている。

グリーン調達

部品、加工・組立の調達においては、環境に配慮した活動をしているサプライヤ様から、環境負荷の少ない部材を優先的に調達することにより、サプライチェーン全体の環境保全を図っています。
当社で定めた「グリーン調達基準」を、お取引を希望する全サプライヤ様に公開し、協力をお願いしています。

含有化学物質管理

調達部材の含有する化学物質について、厳格な管理と報告をお願いする旨の説明会を行い、これまでに400社超のサプライヤ様にご参加いただきました。
また、2016年度から本格運用に入るクラウドを利用した部材・原料の含有物質管理データベースを活用し、サプライヤ様とともにEUのRoHS指令、REACH規則に対応していきます。

環境負荷の少ない部材の調達に関する協力依頼事項
  1. 環境関連法規の遵守
  2. 化学物質の管理
  3. 有害物質の調達品への含有禁止、または使用の削減
  4. 省資源への配慮
  5. 省エネルギーへの配慮
  6. 包装・梱包への配慮
  7. 廃棄物の削減・再資源化への配慮

品質及び環境管理システムの審査・向上

ISO9001及びISO14001の取得、またはそれに準ずる内部管理システムを有していることを当社自身が審査し、そのシステムが信頼に値すること、または生産管理部長の責任において、指導に対する改善・向上が担保できるサプライヤ様のみと取引を行っています。
毎年数社を監査して改善の指導等に努めるとともに、調達した部材に不良品が発見された場合は、サプライヤ様の生産工程で起こった不良原因の是正対策をともに考え、再発防止措置の妥当性を評価することなどにより、サプライチェーン全体の品質・環境管理の向上に努めています。

サプライヤとの協働体制

サプライヤ様研修会等の実施

特に取引の多いサプライヤ様が連携する「ACCRETECH協力会」では賀詞交換会や研修会を実施しており、この中で業界動向、生産計画、市場や社会のニーズ等の情報提供・情報交換を行っています。2015年度の研修会では、東京精密のCSRの考え方を紹介しました。児童労働や強制労働の排除など人権や環境への配慮について説明し、サプライチェーン全体で、ともにCSRを果たしていく旨の協力をお願いしました。

SCM推進部会の設置

2015年度、「SCM※推進部会」を設立してサプライヤ様との関係を更に強化する活動を開始しました。同推進部会の活動によりサプライヤ様への情報提供や協力依頼等のコミュニケーションをより密接に行うとともに、CSR活動の支援等を行い、サプライチェーン全体を通じて社会的責任を果たしていきます。

SCM:サプライチェーンマネジメント(Supply Chain Management) 原料・材料が部品や半製品に加工され、最終製品が生産されて顧客に提供されるまでのモノの流れのことを「サプライチェーン(供給連鎖)」と呼び、この一連の流れの管理をサプライチェーンマネジメントという。

各種調達指針とサプライヤとの関係